天野杯ドイツ語弁論大会で本学学生2名が優勝
2025.12.18
2025年12月13日(土)に獨協大学で開催された第55回天野杯 ドイツ語弁論大会(主催:獨協大学学友会 ドイツ語会話研究会)において、水野有彩さん(国際社会学部4年)と吉田樹里弥さん(国際社会学部4年)のペアが第2部「獨協大学学長杯」(演劇調の暗誦)で優勝しました。
本大会は、1970年から毎年開催されている歴史あるドイツ語コンテストです。55回目となる今年の大会は、「2025年ドイツを振り返って」を全体テーマに、第1部「D.U.K.杯」(課題テキスト朗読)、第2部「獨協大学学長杯」(演劇調の暗誦)、第3部「天野杯」(スピーチ)の3部構成の企画で、それぞれ全国からドイツ語を学ぶ学生が出場し競いました。
受賞の感想
水野さんのコメント
この度の弁論大会では、学友の吉田さんとペアを組み、「一緒の旅(Gemeinsame?Reise)」という台本を演劇調で暗唱しました。伝統ある本大会でこのような賞をいただくことができ、非常に嬉しく思います。
ご多忙でいらっしゃるにもかかわらず、今回の大会に向けて発音?演技指導を快く引き受けてくださり、前日まで大変親身に、そして温かくご指導いただいたヘンドリックス先生、本当にありがとうございました。また、応援してくださった皆様、大会運営に携わってくださったすべての皆様に、心より御礼申し上げます。
今回私たちが演じた題材は、仲の良い友人同士が一緒にスイス旅行を計画するというものでした。難解な文法こそ少ないものの、ドイツ語で感情の変化をいかに豊かに表現するか、また、いかにしてより立体的で「魅せる」舞台にできるかが鍵となる題材であったと思います。隣に立つ私を彼女の世界にぐいぐいと引き込む、繊細かつ情熱的な吉田さんの表現に刺激を受けながら共に立った舞台は、最高に刺激的で自由な空間でした。
ドイツ語を学んでいなければ見えなかったであろう世界、そして出会えなかったであろう素晴らしい人々との無数の出会いに感謝しつつ、今後もさらにドイツ語の研鑽に努めていきたいと思います。
樹里弥ちゃん、一緒に旅をしてくれてありがとう!
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吉田さんのコメント
この度は第2部学長杯にて"Gemeinsame Reise(一緒の旅)"という、 旅行を計画する友人をテーマとしたテキストで演劇を行いました。 本学の演劇サークルやドイツ語劇での演劇経験を生かしたいと思っ たのが、本大会に出場しようと思ったきっかけです。 劇を演じるにあたり、ドイツ語の自然な発音やイントネーション、 そして旅先の美しい情景や演じる役の感情が伝わるような身体表現 になるよう、 一緒に大会に出場してくださった水野さんと心掛けました。 彼女の喜怒哀楽豊かな表情や、 未知なる旅への期待を膨らませるようなダイナミックな演技は、 観客のみならず一緒に演じていた私も大きく感動しました。また、 ヘンドリックス先生は、 お忙しい中朝早くから練習に付き合ってくださり、 また温かいお言葉をかけてくださったことは大変励みになりました 。
このような名誉ある賞をいただけたのは、 日頃からご指導いただいたドイツ語科の先生方、 応援してくださったドイツ語科のみなさまや家族、 そして10月から本番直前の5分前まで共に励まし合いながら練習 や演出の議論を重ね、「一緒の旅」 を歩んでくださった水野さんのおかげです。この場をお借りして、 改めて心より御礼申し上げます。 今回の旅の成果を大きな糧として、 今後も引き続きドイツ語の未知なる旅を歩んで参ります。
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