島根県出雲市と包括連携協定を締結

2024.12.06

2024年12月3日(火)、本学は島根県出雲市と包括連携協定を締結しました。締結式は出雲市役所で行われ、飯塚俊之出雲市長と林佳世子学長が協定書を交わしました。本学からは林学長のほか、中山俊秀副学長らが締結式に出席しました。今後、文化、教育、国際交流、地域活性化等の分野において相互に協力、連携することにより、将来を担う人材の育成及び地域社会の発展に寄与することが期待されます。

今回の協定の最大の目的は、大学院生及び若手研究者の多様なキャリアパス形成に資する活動拠点として、出雲市と協働していくことにあります。本協定に基づき、本学若手研究者が出雲地域に一定期間滞在して課題発見や知的探求を行う予定です。出雲地域の持つ「文化的多様性」と本学の若手研究者の持つ「世界の言語?文化研究の強み」が重なり合うことで、地域創生のモデルを創り出す計画です。

締結式の後、林学長らは出雲市内の2か所を視察しました。まず訪れたのは、株式会社People Cloudが運営する出雲市駅前のコワーキングスペース「イズモノマド」です。この施設は、東欧出身の高度ITエンジニアをはじめ、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まる場となっています。就業支援だけでなく、日本の文化や生活への適応を支援する幅広い取り組みが行われており、地域と世界を結ぶハブとしての役割を果たしています。

次に訪問したのは、外国にルーツを持つ子どもたちの出雲における教育拠点である出雲市立中部小学校です。同校では、日本語学習と教科学習の両立を支援する教育が行われており、本学の多言語多文化共生センターが開発した教材も活用されています。

今回の視察を通じ、出雲地域における多文化共生の先進的な取り組みに触れることができました。今後は、出雲地域の皆様との協働を深め、多様性から生じる課題の解決に取り組むとともに、大学院生や若手研究者にとって実践的な教育?研究の場を構築していきます。

左:林学長、右:飯塚出雲市長
協定締結の経緯を説明する中山副学長
イズモノマドの写真
コワーキングスペース「イズモノマド」を視察
中部小学校での打合せの写真
出雲市立中部小学校を訪問

参照:

担当:

欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载 学際研究共創センター
Email:2-trend[at]tufs.ac.jp([at]は@に変えて送信ください)

広報?社会連携課 社会連携係
TEL:042-330-5867
Email:collab[at]tufs.ac.jp([at]は@に変えて送信ください)

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