日時:2018年7月7日(土)14:00 ~ 18:20
場所:研究講義棟 419 号室 語学研究所
<一般公開?参加費無料>
プログラム
14:00~15:00
概要:カラハリ狩猟採集民(いわゆるブッシュマン)の食行為動詞では、口腔内触感が言語コード化され、飲食物の「くちあたり」を多数区別する「食べる」が観察される。そこでは、音象徴が関わる表意音(ideophone)が重要な役割を果たす。食物質感の口腔による身体的経験が語彙化されるこの意味領域を取り上げて、音象徴の言語相対性と普遍性の問題に光を当てる。
15:10~16:40
概要:本発表では「質感探索」が言葉において果たす役割に焦点をあてる。特に人が言葉の形の質感を探索することで,新しい言葉を作りだすメカニズムについて、仮想テクスチャを表す臨時オノマトペの実験やウェブ上の新動詞の分析を通じて考察する。
16:50~18:20
概要:言語音は、イメージ中立的ではない。これは音象徴研究が示唆してきたことだが、では言語音はなぜ特定のイメージと結びつくのか。その原理が身体とかかわっていることを示す一連の実験研究を紹介する。
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