コロナの時代の歴史学
- 刊行
- 著者等
- 歴史学研究会(編)中澤達哉、三枝暁子(監修)小田原琳(分担執筆)
- 出版社
- 績文堂出版
内容の紹介
感染症が問いかけるものに歴史学はいかに応えうるのか。政治と社会の分断、新たな排除と差別、格差問題…欧宝体育平台_欧宝体育在线-app下载により浮き彫りにされた現代社会がはらむ諸問題に対して、気鋭の歴史家たちが新たな視座を提示する。
執筆者のコメント
小田原琳(大学院総合国際学研究院 准教授)
歴史学と一言で言っても、さまざまな視点があります。新自由主義の時代におけるCOVID-19の影響や、コレラの流行等のと比較する医療史の観点、国民国家という制度の変容や、感染症の流行があらわにした人権や差別という問題。私はジェンダー史の視点から、感染症が社会に与えた影響を考察しました。歴史的な視座から「いま?ここ」を考える一冊です。